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ドクター岡田の健康談話室 第2回 熱中症とは、一体何か

熱中症とは、一体何か ―その原因と対策について―

 

通常、体温は36.5度であるのが普通ですが、これがいつの間にか37度や38度にも挙がっていることがあります。これらは明らかに異常な状態であります。

また、最近では、6月、7月の日中の温度が35度以上に足していることがあります。これは、まさに真夏日ということになります。熱中症とは、まさに体温の上昇とともに、発汗などの体温調節のバランスが崩れ、次第に体に熱が溜まっていく状態なのです。

軽症であれば

1)手足がしびれる

2)めまいや立ち眩みがする

3)筋肉がこわばる

4)気分が悪い、などがみられ

さらに中等度になれば

①吐き気がする

②頭が痛い

③体がだるい

重症になれば

ⅰ)身体がひきつる

ⅱ)呼びかけに応じない

ⅲ)まっすぐ歩けない

ⅳ)体が熱い

などの症状が見られるようになります。とくに、高齢者には、体内の水分が不足しがちになっており、暑さに対する感覚が低下しているのです。さらに、体温の調節機能が低下しているのも大きな特徴だといえるのです。

したがって、汗をかいたら水分だけではなく、塩分も忘れることなく取るようにしたいものです。

春や秋などの気候の良いときには、1日に1000mlほど余分にとることが必要となるのです。

また、暑い夏には、1日に2000mlの水分と塩分を含んだもの(スポーツドリンクなど)を通常の食事以外に取るようにすることも必要となるのです。

また、外室するときには、日傘や帽子をかぶり、涼しい服装に身をまとい、水分を取ることをきっちりとすることが大切であります。

さらに、屋外では激しい運動をする場合や長時間屋外で仕事をする場合には、こまめに休憩をとり、水分も十分にとることが必要になります。

もしも、熱中症にかかったならば、軽症の場合には、涼しい所に移動して休むのが良いでしょう。

中等度以上になれば、然るべき病院や医院に行って、点滴を受けるのが良いと考えます。

とにかく、水分の補給が必要となるので、それぞれに見合った水分の補給が行われるべきだと思う次第であります。

ところが、こまめに水分を取り過ぎたがために、それでお腹が一杯になり、食事に支障をきたすようなことがあってはなりません。やはり、1日には3回バランスの取れた食事を取ることによって、元気はつらつと,いられるようになるので、この辺は十分に留意しておくことが不可欠だと思う次第であります。最近の夏場においては、家の中にいても熱中症の危険性が常にありますので、この辺は常に注意してくことが不可欠であります。

夏場はこのように温度の観念が余りはっきりしないので、家の中でもクーラ―(28度)を入れたりして、外気温を考慮しながら、その温度差に注意しておきたいものであります。とくに、高齢者の住む家の中が最も心配なのであります。